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2016.9.14
教室運営のヒント NO,145◆教育産業市場に関する調査結果 2015
■矢野経済研究所より
「教育産業市場に関する調査結果 2015」が発表されました。
サマリーは以下の通りです。
◆2014年度 教育産業全体市場は前年度比ほぼ横這いの2兆5,253億円
主要12分野のうち、市場拡大6分野、市場縮小6分野に
◆2014年度 学習塾・予備校市場は前年度比0.2%増の9,380億円、
少子化による顧客層の減少が進行する中、参入事業者間の業績に
おいて明暗が分かれる
◆2014年度 英会話・語学学校市場は前年度比1.4%増の3,070億円、
子供の早期英語教育需要の高まりが市場拡大を牽引
◆2014年度 eラーニング市場は前年度比15.7%増の1,745億円、
公教育におけるICT活用が注目される環境下、大手教育事業者を
中心にその取組みを強化
市場規模が前年度より拡大した分野は、
「学習塾・予備校市場」
「英会話・語学学校市場」
「幼児英才教育市場」
「企業向け研修サービス市場」
「eラーニング市場」
「幼児向け英語教材市場」
の6分野ということでした。
■ここで少し気になった点が、学習塾・予備校市場です。
英会話・語学学校市場に関しては、
2020年度までは市場が爆発的に拡大することはないですが、
確実に右肩上がりにはなると考えています。
ただ、学習塾・予備校市場の成長は過渡期を迎え、
縮小傾向に向かっていくと思っていましたが、
微増をしています。
これは市場が拡大したというより、若干顧客単価が
上がって起きた現状ではないのかと推測しています。
そのため、2014年度は前年に比べ、売上の市場規模は
微増しましたが、やはり苦戦が考えられます。
■また、経営者の方から「スカイプ英会話」について
聞かれるのですが、私自身はあまりお勧めしていません。
理由はいろいろとあり、ここでは割愛させていただきますが、
調査では、「個人を対象とするeラーニングサービスは、
無償ないし低価格で提供されるサービスが中心となっていくことが
想定され、今後は、サービスの増加に対し、市場拡大は大きくは
見込めない」と締めくくっています。
今後の市場動向に注目していきます。
出典「教育産業市場に関する調査結果 2015」
矢野経済研究所
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