教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2015.4.9
教室運営のヒント NO,93◆住宅地に貼ってあるポスター
自分の家の周りを散歩していると、家の壁などに貼ってある
大手英会話スクールのポスターを見かけることはありませんか。
私も自宅の周りを歩いていると見かけることがありますが、どうでしょうか。
実は私が大学生のころ、ある英会話スクールのこういったポスター貼りの
バイトに行ったことがあります。(結局、説明を聞いただけで帰りましたが・・)
特に住宅地のいろいろなところに貼られているポスターはバイトを雇ってまで
行っているのですが、そもそも何のために行っていると思われますか。
その付近を歩いている人がポスターを見て、スクールに問合せをしてもらうためなのでしょうか。
一見、なんでこんなところに??と思われる場所にも貼ってあるポスターたちですが、
どのように思われますか?
実はこのポスターは、以前もお伝えしたある法則を促すものなのです。
確かに、貼ってあるポスターを見て問合せがあるかもしれませんが、
それより、あそこにも、そこにも貼ってあるポスターを見てスクール自体を
認知してもらうことを目的としています。
たとえば、駅前などのビルの屋上に企業や商品の大きな看板がありますが、
その看板は問合せを期待しているものではなく、もちろんそのビルに看板の会社が
入居していることをお知らせしているものではありません。
駅前に買い物に行ったときや電車を利用するときなどに、その看板を見ることにより、
企業や商品を知ってもらうために出しているものなのです。
ここまでして知ってもらおうとするのは、理由があります。
それは先ほどのある法則の「情報量の決定の法則」のためです。
たとえば、チョコレートが2つあったとします。 ひとつはよく知っているメーカーのものです。
もうひとつはあまりよく知らない、初めてみるメーカーのものです。
同じ金額であればどちらのチョコレートを購入するでしょうか。
ここで多くの消費者は、よく知っているチョコレートを手にしてレジへと向います。
これが「情報量の決定の法則」で、情報があればあるほど、消費者は安心し、購入していくのです。
よく知られている有名なメーカーのものであれば大丈夫だろうと考えるわけです。
これと同じように、何気なく貼ってある住宅地のポスターは、
そこをいつも歩いている消費者にしっかりと情報を提供しているわけなのです。
それが、いざ習い事をはじめようかなぁと思った消費者が、まずよく知っている○○スクールに
体験にいってみようと考える要因にもなっているのです。
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