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教室運営のヒント NO,83◆反応率を上げるチラシへ

前回、春の生徒募集についてお話しましたが、やはり募集のツールとして
必要なものにチラシがあげられます。

 

私もチラシ診断というサービスを始める前から多くのチラシを拝見してきましたが、
そのなかで、気をつけなければいけない点についてお話していこうと思います。

 

まず私の見ている限り、「キャッチコピー」や「内容」がないチラシが
多いように思われます。

 

たとえば、『生徒募集中!』という文字が、一番上に大きく目立つように
あるチラシが多いです。

 

もちろんチラシの目的は生徒募集なので、『生徒募集中!』と
大きく目立つようにしたいと考える気持ちもわからなくはありません。

 

しかし、その目的はあくまでも教室側の考えであり、
消費者側にたったものではありません。

 

そして「キャッチコピー」がしっかりとできていないチラシは
概して、内容も授業料やレッスン時間、レッスン曜日などしか
記載されていない場合が多いです。

 

確かに、授業料や時間、曜日などをしっかりと明記しておくことも悪いことでは
ないと思います。

 

「やっぱり高かった・・・」や「安いと思ったら、時間が短かった・・・」など
おきなくてもいい問題を抱えるくらいならと思うこともわかります。

 

しかし、それだけの内容しか書かれていなければ、
その部分だけで消費者は判断するしかなくなります。

 

要するに授業料と時間と曜日しか書かれていなければ、
その授業料の価格を比較検討され、安いところに決められてしまうと言うことです。

 

「問合わせをしてもらえれば」「実際にレッスンを受けてもらえば」
ウチの教室の良さを絶対にわかってもらえると考えていても、
その問合せがなければ、体験を受けてもらえなければ、その良さは消費者に
伝わることはありません。

 

仮に、よく見かけるスーパーのチラシで考えて見ましょう。

 

たとえば、チラシの内容が、「肉 100g 500円」
さらにチラシの一番上のキャッチコピーが、「お買い得!」だけであったとします。

 

こういったチラシがあった場合、どうでしょうか。

 

そのチラシの内容が消費者にしっかりと伝わるでしょうか?

 

本当は、「肉 500円」の内容は、「国産和牛のロース肉 しゃぶしゃぶ用」だったのに、
その内容は伝わることはありません。

 

内容は伝わらず、価格だけで判断され、どういった肉かわからないものに
500円は高いと判断されるかもしれません。

 

それでは、事細かにチラシに書いていけばいいんだ!と勘違いしないでください。

 

ここで言いたいことは、そうではありません。

 

ポイントは、キャッチコピーで「お買い得!」と書いてあるのに、
何がどのようにお買い得なのか全くわからないチラシではいけないということです。

 

同じように「生徒募集!」だけであれば、その教室はいったいどういった教室で、
どういったことを提供しているのか、消費者にはわからないということです。

 

「幼児レッスン 60分 5,000円」だけでは、「肉 100g 500円」と
同じということです。

 

さらにスーパーのチラシであれば、その肉が「国産和牛の肩ロースでしゃぶしゃぶ用」と
判れば他のスーパーと価格を比較して、その肉で今晩はしゃぶしゃぶをすれば、
さぞ、家族のみんなが喜ぶだろうと想像できます。

 

そして実際に、スーパーに行くでしょう。
しかしスクールのチラシは、スーパーのチラシと同じ程度に内容さえわかれば、
いいわけではありません。

 

それは通ったときのことを簡単に想像できるわけでは、ないからです。

 

その教室に通ったら、いったい自分や子どもはどうなるのだろうか、
と想像できるようにしなければいけません。

 

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