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新型コロナウイルスの感染「第五波」で学習塾でのクラスター(感染者集団)発生が埼玉県内外で相次ぐ中、県は二十一日、塾生・保護者と塾事業者に向けて注意を促す二本の動画を公開した。「子どもが多く集まる場所であり、感染防止対策を徹底してほしい」と呼び掛けている。
県によると、クラスター化した塾ではマスク着用など基本的な対策は取っていたものの、教室の換気が不十分だったり、のどが痛い塾生が出席していたりと「抜け穴」が見られたケースもあったという。
動画は県感染症専門家会議の委員が監修し、塾生・保護者には、塾に行く前に検温する▽本人や家族の体調が少しでも優れない場合は休む-などと求めた。
事業者には、座席は四方を空けて一メートル以上の間隔を保つ▽通塾時の密を避ける-などを指摘。雑居ビルに入居する塾では、多くの人が利用するエレベーターで感染リスクが高まることも解説している。
さいたま市内にある塾の実際の対策も取り上げ、授業開始三十分前までに連絡すれば対応可能なライブ配信授業の導入や、社員の研修や会議のオンライン化などの取り組みを紹介した。
動画は県の公式ユーチューブチャンネルで視聴できる。
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