スクール経営・教室運営・生徒募集・退会防止のことなら|佐藤仁スクールコンサルタント

教室運営のヒント&お知らせ Tips & News

特定サービス産業動態統計調査8月分

■特定サービス産業動態統計調査8月分の確報が
10月16日に発表されました。

 

今回も調査結果を基に、

 

・学習塾
・英会話スクール
・フィットネス

 

の8月までの状況を見ていきます。

 

 

■まずは、学習塾

 

1月 101.6
2月 101.9
3月  95.2
4月  85.3
5月  78.9
6月  93.1
7月  87.6
8月  94.9

 

となっております。
これらの数値は対前年比売上高になります。

 

 

■次に、フィットネス

 

1月 100.6
2月 100.5
3月  63.6
4月  30.0
5月  5.6
6月  48.4
7月  67.3
8月  70.9

 

 

■そして、英会話スクール

 

1月  99.8
2月 101.6
3月  66.6
4月  50.1
5月  42.3
6月  74.4
7月  79.2
8月  79.1

 

 

■3業態ともコロナショックから徐々にですが、
回復し始めています。

 

この数値は8月までですが、
全体的に9月からは動きが活発化し始めており、
春の反動なのか、8,9,10月に前年比で
入会者数が増えているところがあります。

 

しかし、年間でならしてみると、
未だ前年より入会者数を増やしているところは
それほど多くないです。

 

現状を考えると、11月、12月も消費者が動く可能性が
ありますので、しっかりと活動をしていただくと
いいのではないでしょうか。

 

 

■また、別の角度から、

 

・学習塾の受講者数
1月  98.7
2月  98.2
3月  95.1
4月  90.2
5月  89.9
6月  91.7
7月  90.3
8月  92.1

 

売上高と連動しているように思えますが、
売上高の回復よりは受講者数は増えていません。

 

教材等の売上などによる顧客単価を
アップさせている数値に見えます。

 

 

・フィットネスの利用者数
1月 101.9
2月 101.7
3月  49.5
4月  17.8
5月  4.6
6月  56.2
7月  69.0
8月  74.3

 

フィットネスの場合、学習塾とは異なり
利用者数の回復に売上高が伴っていない状況です。

 

顧客単価のアップがうまく行われていないように
思えます。

 

 

・英会話スクールの受講者数
1月  100.7
2月  99.3
3月  97.3
4月  96.7
5月  95.5
6月  95.6
7月  94.8
8月  93.6

 

英会話スクールもフィットネスと同様に
学習塾とは異なり、受講者数の回復に
売上高が伴っていない状況です。

 

そもそも、受講者数自体はコロナ禍であっても
前年比で大きく落ち込んでいません。

 

逆に学習塾よりも良い数値になっています。

 

 

■受講者数の比較を学習塾と英会話スクールでしてみます。

 

・学習塾の受講者数比較
2017年 101.1
2018年 100.2
2019年  99.2

 

 

・英会話スクール受講者数比較
2017年 102.4
2018年 103.7
2019年 101.8

 

と、学習塾に比べ英会話スクールは2017年から2019年の3年間
前年比でプラスで推移しています。

 

この点から考えられることは、こういった平時ではない時でも
経営を少しでも安定させるためには、顧客単価を上げることは
対策法の一つになります。

 

クロスセル、アップセルの商品構成を検討されると
いいですね。

 

 

■地域密着型のスクールがなくなり、資金力がある大手だけが
残ってしまうようであれば、業界の衰退につながります。

 

泥臭くてもいいと思います。
きれいごとばかりでは難しいと思います。

 

使える制度があれば、活用していけばいいです。
ネットだけの情報を信じないでください。

 

生き残るために何をすればいいのか、迷うようであれば
ご相談ください。

 

 

もし、その道にお悩みであれば、私と一緒に道を作りましょう。
問合せフォームの入力がお手間であれば、直接メールで
お送りください、お待ちしております。

 

info@no-border.com

お知らせ一覧に戻る arrow_forward

お問い合わせ Contact

お一人で悩まず、
まずは気軽にご相談ください。

Page top