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教室運営のヒント NO,335◆現在のスクールビジネスの状況

「オンライン会議中もフェイスシールドとマスクを装着する男性」の写真[モデル:大川竜弥]

 

■緊急事態宣言が解除されてから、1カ月余りが経ちました。

 

未だ東京都では感染者が増えている状況ですが、
全国的にスクールビジネスはどのような状況なのでしょうか。

 

今回のメルマガでは、私が持っている情報に
少し私見を加えてお伝えしていきます。

 

 

■さて、皆さんもご存知の通り、スクールは休業の要請対象でした。

 

各都道府県の対応に違いはありますが、休業に対する協力金が
申請できます。

 

自ら調べ、申請をしているスクールもあれば、
自分のところが対象となるとは思っていなくて申請をしていない
スクールもあります。

 

特に対象と思わず、申請していないスクールは、
個人経営のスクールが多く、情報不足が感じられます。

 

こういった情報は、黙っていても知らされるものではなく
情報を入手している方からシェアしてもらうか、
自分で調べていくしかありません。

 

情報格差を感じました。

 

 

■次に休業要請後、再開の状況はどのような状況か、
についてお伝えしていきます。

 

多くのスクールは再開後、「新しい生活様式」を基に
3密を避け、感染防止の対策をし、運営しています。

 

多数で行うグループレッスンは、ソーシャルディスタンスを考え、
人数を半分にし行っているスクールもあります。

 

ただ、それでは稼働効率が低下し、スクールの経営を圧迫するため、
段階的に通常に戻していっています。

 

この点は、規模の小さいスクールの方が判断もしやすく
移行もスムーズに行っているように思われます。

 

オンラインによるレッスンも同時並行しているところもありますが、
実施率には、地域差を感じます。

 

特に平時と変わらない活動をしているエリアでは、
3密を避けたレッスン運営に対し、エラーを出すお客さまがいるのも
事実です。

 

複数エリアに展開しているスクールの場合、
画一的な対応や運営方法ではクレームが来る可能性が高くなります。

 

国からの方針に対処し、お客さまの健康の安全を第一に考え、
行っているにもかかわらず、クレームが来るという理不尽なことが
起こるわけです。

 

運営方法に迷う場合は、必ずそのエリアの状況やお客さまの意見を
アンケート等で確認し、判断をするといいでしょう。

 

 

■復会については、習い事系でB層の成人を対象にしているところは
かなり苦戦しています。

 

逆に必要性があるものや自立している層を対象にしているスクールは
休会後の復会も早く、活気を取り戻しつつあります。

 

習い事系でB層の成人を対象にしていたスクールでも、
お客さまとの接触頻度をオンライン等で増やしていたところは
復会の割合は高くなっています。

 

生徒募集については、6月以降、新規の問合せが来るスクールが
増えてきています。

 

それでも平時の売上に戻っているところは多くありません。

 

今後、スクールのBEPはどのくらいなのかを考え、
利益やキャッシュフローを重視していく必要があります。

 

第2波が来た場合でも、耐えることができるように
提供できるコンテンツや資金確保の準備は始めたほうが
いいでしょう。

 

 

■スクールの廃業や倒産も増えるでしょう。
地域密着型のスクールがなくなり、資金力がある大手だけが
残ってしまうようであれば、業界の衰退につながります。

 

泥臭くてもいいと思います。
きれいごとばかりでは難しいと思います。

 

使える制度があれば、活用していけばいいです。
ネットだけの情報を信じないでください。

 

生き残るために何をすればいいのか、迷うようであれば
ご相談ください。

 

 

もし、その道にお悩みであれば、私と一緒に道を作りましょう。
問合せフォームの入力がお手間であれば、直接メールで
お送りください、お待ちしております。

 

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