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2019.10.25
教室運営のヒント NO,323◆エースで4番の講師がいるメリットとデメリット
■あなたのスクールには、エースで4番の講師はいますか。
エースで4番と言うと、少しわかりにくい方もいるかもしれません。
野球の話しなりますが、チームで最高の先発投手であり、
打者としてチーム最高であり、4番打者を任じられる
チーム内で最上級の能力をもつ人のことを
「エースで4番」と言います。
スクールで言えば、レッスンも最上級であり、
お客さま対応等も最上級の能力を持つ講師のことになります。
何人も講師を雇用しているスクールと
経営者がメイン講師である場合とでは、
少し変わりますが、共通する点もありますので
ぜひ、ご覧ください。
■さて、エースで4番となる最上級の能力を持つ講師が
いる場合のメリットです。
これは、想像するだけで、メリットは浮かんでくるのでは
ないでしょうか。
そのなかでも、私が一番のメリットと感じることは
「安心して任せれる」と言うことです。
経営者であれば、これほど安心なことはないと思います。
経営側が、一つ一つ、確認し、チェックしなくても
滞りなく、レッスンが行われ、お客さまが満足して
帰宅されるのです。
さらに、もう一歩踏み込んで、クラス運営だけではなく
教室の維持と言う点まで考え、行動してもらえたら
経営者としては、1ヶ月、スクールに居なくても
大丈夫な状況になります。
本当にこういった人がいてくれたら、
どこかにいないだろうか、と考えている経営者の方も
多いのではないでしょうか。
■でも、ちょっと考えてくださいね。
今は、メリットばかりを想像されたと思いますが、
デメリットを考えてみてください。
デメリットとして何があるでしょうか。
私が考えるデメリットですが、
「講師の反乱」が起きたときに目の当たりに
されると思います。
たとえば、その講師が経営側の言うことを
聞かなくなったらどうでしょうか。
すべてを任せているだけに、経営側としても
講師の言い分を聞かなければいけないケースも出るでしょう。
しかし、増長した講師の言い分をすべて受け入れていたら
スクールにモラルハザードが起きる可能性があります。
それでも、すべてを賄い、その講師がいなければ
運営もレッスンも滞ってしまう状況では、
経営者も強く出ることができないかもしれません。
このようなケースに陥ったスクールも数々、見てきました。
たとえば、その講師が円満であれ、退職を
してしまったらどうでしょうか。
今まで、行われていたことを誰かが引き継げればいいのですが、
もし難しい場合、講師の退職後は想像できますよね。
■このように、クラス運営やレッスンがこの人にしかできない、
と言う状況を作り出すことが、リスクにもなります。
経営者と講師との関係が良好であれば、何も問題は発生せず、
逆に素晴らしい能力を発揮してくれるでしょう。
しかし、一度、関係性に溝ができる、
もしくは溝が出来なくても、講師におごりが出た場合、
スクールにはリスクが発生してしまいます。
これは、夫婦でスクールを経営されている
大規模で行われていないところにも共通することです。
うまく行っているときばかりを考えているのは
経営としては片手落ちになります。
常にリスクも想定し、リスクヘッジを行っておかなければ、
長く、そのエリアでお客さまに支持されるスクールには
なれません。
こういったケースに直面しているスクール経営者の方、
こういったケースになっていないスクール経営者の方、
こういったケースと皆無のスクール経営者の方、
あなたなら、どのようにしますか。
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