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教室運営のヒント NO,322◆スクールが赤字経営だと…

スクールが赤字経営だと…

 

「独立するも赤字で頭が痛いフリーランス」の写真[モデル:Tsuyoshi.]

 

■何か、通帳の残高が減っている
と思われたら、

 

それはスクールが赤字かもしれません。

 

月次を会計事務所に任せているスクールも
試算表が出来上がるのは、
どうしてもリアルタイムではありません。

 

試算表を見て、この月赤字だった、
通算で今、赤字になっていると思う前に
通帳の残高を確認してみてください。

 

スクールビジネスは、基本的に現金商売で
手形を振り出しているところはあまりないと思います。

 

そのため、入金になった授業料以上の経費の支払いが
あると、通帳の残高は減っていきます。

 

もちろん、借入金の返済もあるかもしれません。
その場合、利益を関係なく、残高は減っていきます。

 

それでも、キャッシュフローベースでは、
返済額以上の利益を出すことができていないため
あまり良い状態とは言えません。

 

 

■スクールが赤字だとどうなるか…

 

一番は資金繰りが厳しくなってきます。

 

お金が無くなると、スクールを維持することが
難しくなってしまいます。

 

毎月、給与や家賃、経費の支払い時に
頭を悩ませることになり、経営のことを
考える時間が奪われてしまいます。

 

そうなると、競合スクールとの戦いに負けてしまい
生徒募集もうまく行かず、売上が下がってしまう
可能性が出てきます。

 

また、お金のことで頭がいっぱいになっていると
少しのことでイライラしてしまうかもしれません。

 

経営者がイライラしていると、スクール全体の雰囲気が
よくなることはありません。

 

講師やスタッフが辞めてしまい、運営に支障をきたし
生徒の退会も増えてしまい、売上どころか、
スクール自体の存続にかかわるかもしれません。

 

 

赤字の対策法!

 

「やるなら、今ですよ!」の写真[モデル:Max_Ezaki]

 

■では、スクールが赤字の場合、どのようにすればいいのか。

 

1つは赤字の原因を追究することです。

 

過剰な経費があるのか、
それとも年々生徒数が減少しているのか、
借入金の負担額が大きいのか、

 

原因を把握できなければ、対策はできません。

 

もし、過剰な経費があるのであれば、
そこを削減していく必要があります。

 

たとえば、

 

家賃が売上規模に対し、高めであれば、
安い物件に移転をするか、現在の物件の家賃交渉を
することになります。

 

私自身も家賃交渉がかなりの数行ってきました。

 

100万円だった家賃を80万円にしたこともあります。
ポイントは近隣の相場です。

 

また、借入金の負担額が大きいようであれば、
金融機関との交渉です。

 

別の金融機関から借入金をしてキャッシュフローを
よくするか、同じ金融機関から借り増しをするか、
リスケを行うか、と言うことになります。

 

その場合、事業計画は必要となります。

 

スクールが赤字だと、資金に余裕がある場合であれば、
気にはなるけど、そのまま目を逸らしがちな方もいます。

 

逆に資金に余裕があるうちに対策をしておけば
大事に至らずに済みます。

 

今、スクールの状況がどういったものか、
数字が苦手な方も通帳の残高の増減は確認できると
思います。

 

もし、「ヤバいかも」と思われたら、
ご相談ください、早期であればあるほど、
打てる対策があります。

 

 

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