教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2019.8.21
教室運営のヒント NO,315◆先が見えない業界とは
■私は会計事務所にも所属しているので
スクール業界以外の様々な業界を見ています。
私自身、ビジネス、商売が好きなので、
うまくいっている会社やうまくいっている業界
うまくいっていない会社やうまくいっていない業界
が、どうしてそのような状況になっているかを
ある意味、趣味のように見ています。
うまくいっていない業界の特徴として挙げるとすれば、
本当に人が育っていません。
その業界で、今後も生きていこうと考える人がいなければ
業界自体が縮小傾向になるのは当然のことです。
■これは会社でもいえることですが、
人が育たないことは、今後会社の中核となる人材が
いなくなることを意味します。
特に人が育たないのは、その環境が大きく影響していると
思っています。
たとえば、労働条件です。
スクール経営状態が厳しいと、スタッフの労働条件は
必然的に過酷になってきます。
平均に比べ、安い給与や報酬。サービス残業。
それでも、この業界で頑張っていこうと考えている
スタッフであれば、耐える人もいるかもしれません。
もし、心当たりがある方で経営者の方であれば
よく考えられた方がいいと思います。
■スタッフの厚意に甘えているようでは、経営状況は
改善されません。
業界自体が、価格競争に突入している場合、
レッスン料が安価になり、必要な人件費を出せない
そのため、スタッフへ満足な報酬を出すことができない
と、もし考えられているのであれば、
それは、経営自体を改善しようとしていない、
もしくは、負の流れに身を任せている状態だと
気づく必要があります。
そのままでは、スタッフは離職してしまいます。
同業界にとどまってくれればいいのですが、
先が見えずに、他業界に転職するようであれば、
業界自体が縮小する可能性がでます。
■会社とすれば、いかに経費削減をするかを検討するのは
経営上、当然のことだと思います。
しかし、削減をしてしまうと、あとで経営上問題が出る
経費もあることは認識しておかなければいけません。
また、業界自体縮小は会社にとって決して良いことでは
ないはずです。
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