教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2019.7.23
教室運営のヒント NO,311◆お金をもらうってことは悪いこと
■先日、リリースされたDVDのこともあり、
今回は「お金」についてお伝えしていきますね。
スクール業界で、特に教育に関わっている方に多いのですが、
お金を儲けることやお金をもらうことに対して、
罪悪感を持つ方が少なからずいます。
すばらしいレッスンを提供しているにもかかわらず、
ここまでお金をいただくのは申し訳ない、と思われる方。
本当にボランティアでやられているのであれば、
問題はありませんが、ビジネスとしてスクールを
行われているのであれば、その考えは改めないといけません。
トントンであればいいと思われている方。
特に個人で行われている方は、収支に自分の人件費を
考えていない場合があるので、トントンと言っても
それは赤字の収支です。
■スクールを経営されている方に考えてほしいことは
よいレッスンやよいサービスを提供することができるなら
多くのお客さまへ長い期間できるようにするべきです。
ボランティアで多くのお客さまへ長い期間できるだけの
資金力があれば、いいかもしれません。
しかし、その資金力がない場合、お金がないと
継続も難しくなってしまいますよね。
たとえば、大手スクールが、そのエリアのシェアを取るために
ボランティア価格で教室を立ち上げてきたらどうでしょう。
同業のスクールと熾烈な生き残り合戦になってしまい、
業界自体の価値を下げることになるかもしれません。
■授業料には適正な金額があります。
適正な金額を考えずに、行えば、消費者にとっては
嬉しいかもしれませんが、そこで働く人たちの賃金も
下げることになりかねません。
そうなると、必然的にその業界で働く人も減り
その業界を目指す人も減っていくでしょう。
業界の価値を下げ、業界の縮小を招きます。
結局、一番困るのは、そのサービスの提供を求めている
消費者の方たちです。
■もし、お金をもらうことに後ろめたさがあるのであれば、
もう一度、自分自身の提供しているレッスンを見つめ直してください。
もし、お金を儲けることに躊躇いを感じるのであれば、
今通われているお客さまのことを考えてみてください。
より多くのお客さまへより長く、
よいレッスンやよいサービスを提供するために
本当にお金は必要ありませんか。
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