教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2019.4.8
教室運営のヒント NO,291◆あなたの主語は?
■この前、あるスクールの幹部の方とお話ししていたのですが、
すごく気になったことがありました。
気になったこととは、その方が話す内容です。
たとえば、
「ウチのスクールは好立地にあるんですよ。
駅からすぐです。」
「ウチのスクールは利益を重視していて、
しっかりと利益が出る体質です。」
と言った内容でした。
一見、全く問題がないようですが、
実はとても大切なことが忘れられています。
■スクールが駅近くで好立地なのはいいことですよね。
利益を重視して利益を出すこと、営利企業である以上
当たり前のことですよね。
ただ、それはスクールにとってだけのメリットでは
いけません。
つまり、主語がスクールだと、
あまり意味をなさないということです。
少しわかりにくいかもしれませんので、
どういったことか、説明をしますね。
駅近くで好立地と思うのが、お客さまであれば
全く問題がありません。
駅は近いけど、電車も不便だし、車で行こうとすると、
駐車場があまりないし、あっても料金が高い。
と思われていたとしたらどうでしょう。
お客さまが満足をしてもらいながら
利益を出すことができていれば大丈夫ですが。
何か、よくスタッフの方が変わるし、
内装もちょっとぼろいよね。
もっときれいにすればいいのに…
と思われていたとしたら。
■冒頭の話の続きですが、
スクールの方のご相談内容が、
「スクールの立地は良いけど、お客さまが減少している。」
「利益を重視しているけど、スタッフの退職が多い。」
と言ったもので、伺った際に私自身が見る限り、
内装や設備が老朽化し始めていました。
結局、主語がスクール目線で考えてしまっていれば、
ウチのスクールはこんなに良いのに何で?
となってしまいます。
しかし、主語をお客さま目線にしてみると、
分かることがあります。
これは、このスクールに限ったことではなく、
他のスクールでもあり得ることです。
■募集活動でもそうですが、
ウチは、ウチは、ウチは、ばかりでは
自慢話にしかなりません。
そんな広告ではお客さまからの問合せが
来ることはないでしょう。
スタッフに対しても同じです。
スクールが利益を重視することは
少なからず理解をしているスタッフもいるでしょう。
しかし、だからと言って、スタッフに対し、
給与以上の過剰な業務の要求はよくないですよね。
さらに、ないとは思いますが、
ウチのスクールで雇ってやっているという考え。
あなたのスクールの主語は誰になっていますか。
もう一度、考えてみるといいかもしれませんよ。
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