教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2014.12.11
教室運営のヒント NO,36◆起死回生な方法
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無計画な会社立ち上げ
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私はちょうど平成14年6月頃から教室を探し始めました。
なぜ、この時期?と思われるかもしれませんが、特に考えはありませんでした・・
ただ会社の設立が7月ごろになり、保証協会での創業者資金の承認がおり入金が
9月ごろになるからだったと思います。 それだけ卖純に考えていました。
またすでに英会話スクールもいろいろなところにあり、
世間では英会話スクールは過剰になっているとか、英会話スクール運営は、
今からでは難しいとか、あまりいいことが言われてない時期だったと思います。
そんな状況のなか、楽天的に「教室の場所はどこがいいのかなぁ」なんて考えていました。
本当に何も考えていなかったと思います。
ただ1つ考えていたことは、『目立つ場所』ということでした。
できれば『駅前』『幹線道路沿い』の場所でさらに1階。
もしくは『ショッピングセンター内』でした。
こんな程度の計画で始めたのが、私の英会話スクールでした。
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見つからない第1号教室
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お粗末な計画だけに、最初の教室探しも苦戦しました・・
『駅前』『幹線道路沿い』しかも『1F』の場所は、なかなかテナント募集されていません。
イ○ンは、他の英会話スクールが入居しているため、なかなか話が進まない・・
他の『ショッピングセンター』も担当者のたらい回し、決定権者との話もできません。
これにはさすがに、まいりました・・
出来立ての会社、英会話スクールに対する世間の風は冷たいものでした。
そこでやっと見つけたのが、名古屋市のとある場所でした。
しかしその物件の保証金が高い!賃料の10か月分!!
そのとき見つけた物件の1ヶ月の賃料が約20万円。
そうすると保証金が、200万円!
こんな私でも保証協会の担当者に1時間以上「この業界の今後の見通し」
「自分の教室と他教室との違い」「事業計画をもとに黒字化の話」
「なぜ黒字化になるのか」「資金使途は何か」等
を熱く語って借入れた資金は1,000万円。
そんな虎の子の資金なので、なんとか値切って保証金を160万円にして、
家賃を2万円下げて、契約を結びました。
かなりの出費でした。それでも自分の教室ができていくという期待感がいっぱいでした。
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さあ、作るぞ!目立つ教室!!
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賃貸借契約も無事に結び、今度は教室の内装をしなければいけません。
計画では、何十教室、何百教室を作ることを考えていましたので教室の統一性を重視しました。
そこで、カーペット、パーティーション、テーブル、ベンチ等出費がかさみました。
また目立つようにと考えていたため、看板、カッティングシート代もかなりの金額になりました。
1教室だけで、設備投資を300万円以上しました。
「高い!」そうです。普通の英会話スクールでは考えられない設備投資です。
でも成功することを前提なので、その高い設備投資をだしました。
今考えても、本当に無計画です・・
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集めるぞ!生徒募集開始!
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さあ、今度は生徒募集です。
教室も目立つ場所に作り、看板もカッティングシートも走っている車の中からも
見ることができます。 意気揚々と新聞への折込みを行おうと考えました。
しかし・・チラシに載せる写真がない!これでは、イメージを伝えにくい。 そ
こで、ウチに電話をして奥さんと子どもを呼びました。
そうです。最初の写真は、自分の家族を使いました。
ここで私の長女は「子タレデビューです。」
そして何とか、写真も取れチラシを作成して教室を中心に半径1,5キロ圏内に
2万枚ほど折込みをしました。
これで何件問合せ来るかなぁと皮算用をしていたところ・・
しかし・・問合せが来ない!
折込みをした時期がちょうど夏休み前ということもあったかもしれませんが、
全く問合せが来ません。
ここでさらに追い討ち(?)をかけるように、もう一度同じ地域に同じ枚数折込みをしました。
そこで来た問合せ数が・・2件。
これには正直、凹みました。
「こんなはずでは。」と必死に問題点を考えました。
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それでも集まらない、生徒募集。
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私の当初の考えでは、さすがに100件以上の問合せはないにしても、
4,50件の問合せはくるだろう。と思っていました。
そこで30名くらいの生徒を集め、一気に口コミで紹介入会だ!
と意気込んでいたのですが、無残にも崩壊しました。
ここまで反忚率が悪くなることは、想像していませんでしたので、
次の手がなかなか見つかりませんでした。
「知名度や認知度がないと、生徒募集はできないのか。」
「結局、英会話スクールは飽和状態なのか。」 「ウチの教室は魅力がないのか。」
いろいろとマイナスなことも考えるようになってきました。
最後には、「この地域には対象者がいない。教室の場所を間違えた。」とまで思うようになっていました。
自分でいうのもなんですが、『世界一不幸なやつ』とまで思い、どんどん落ち込んでいきました。
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進まない生徒募集
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しかし何としても生徒を集めて、お金を稼がないと社員の給与も払わなければいけません。
もちろん家賃の支払もあります。
ここで非効率かもしれませんが、人海戦術を行うことにしました。
しかし人数は、私を含めても5名ほど・・人海戦術を行うための人員は全然足りません。
それでも、少しでも生徒を確保するために「電話帳からのテレアポ」「無差別な飛込み営業」
何でもやりました。
しかし結果は思うように伸びません。
夏休みが終わること、20名程度の生徒しか集めることができませんでした。
このままこの教室は閉鎖するしかないのか。資金も少なくなってきました。
不安な日々は続きました。
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起死回生な方法
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「何が足りないのか。」ずっと考え続けました。
そこで何とか教室の存在を知ってもらおうと思い紙芝居を作りました。
教室にはイメージキャラクターがいましたので、そのキャラクターの英語の紙芝居です。
そしてその紙芝居を、公園で行いました。 しかし誰も見向きもしません。
それでも毎日、紙芝居を続けます。そうすると数人ですが、見てもらえるようになりました。
そこで紙芝居の感想をとにかく書いてもらいました。
これを繰り返しているうちに、最初は数名から、10名、20名、多いときでは1日に50名を
越える人が集まるようになりました。
また集まった人たちに教室のチラシを配り、興味がありそうな人たちに、教室の説明をして
体験レッスンのアポイントを取るようにしました。
すると、どうでしょう。
最初は、全く取れなかった体験レッスンのアポイントが1件、また1件と、取れるようになってきました。
また1日に5件以上のアポイントも取れるようになりました。
さらに問合せも徐々に増え、1日に数件の割合でくるようになりました。
このことをきっかけに生徒人数も項調に伸び始め、50名、100名と紙芝居を始めて
数ヵ月後には、200名近い生徒人数になっていました。
これで何とか1教室の採算が取れるようになり
今後の展開につなげることができるようになった瞬間でした。
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