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2014.12.8
教室運営のヒント NO,33◆子どもにとって理想の英語教育とは
2005年度になり、子どもが実際に英語を聞いたり話したりするような
「英語活動」を実施した公立の小学校が、全体の93.6%に当たる2万803校に上りました。
(文部科学省 小学校英語活動実施状況調査結果から)
小学校高学年からの英語教育の必修化が検討されるなど、子どもの英語教育への関心が高まっています。
それでは、一般の方は子どもにとってどんな英語教育が理想だと考えているのでしょうか?
ニチバン株式会社が、この疑問に対してアンケートを取っています。
非常に興味深いので、今回ご紹介します。
またこのアンケートは活用方法がいろいろあります。使い方は、後で触れますので、まずはご覧ください。
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◆ こどもの英語教育はいつから始めるべきだと思いますか?
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0~2歳 19.5%
保育園・幼稚園 36.6%
小学校低学年 21.3%
小学校中学年 5.8%
小学校高学年 7.8%
中学校 9.0%
★小学校低学年以下からという回答が8割近くという結果になりました。
やはり英語教育の低年齢化は進んでいます。
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◆ どんな英語教育を受けさせたいですか?
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遊び中心の英語教室 61.4%
ネイティブの英語教室 45.1%
遊び中心の英語教材 33.6%
TVなどの英語講座 8.7%
受験用の英語教室 4.1%
家庭教師 1.8%
通信教育 1.6%
学校の英語教育で十分 8.3%
★「遊び中心の英語教育」という回答が第1位(61.4%)
「ネイティブの英語教室」が第2位(45.1%)で学習・勉強という英語ではなく、
楽しむ・感じる英語教育を望んでいるようです。
“ネイティブによる遊びながらの英語教育”を希望するのは、
自分たちが受けた味気ない英語教育への不満からかもしれません。
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◆ 子ども一人あたりの英語教育費、月にいくらまでかけられますか?
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0円 4.9%
3,000円未満 21.4%
5,000円未満 45.0%
10,000円未満 25.3%
20,000円未満 2.9%
20,000円以上 0.5%
★子ども一人あたりに実際かけられる教育費を聞いたところ、
「5000円未満」が約半数となりました。
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◆ 何のために英語教育を受けさせたいと思いますか?(複数回答)
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抵抗感をもってほしくないから 54.4%
早く慣れてほしいから 49.7%
国際感覚を身に付けてほしいから 37.7%
一般常識として必要だから 25.1%
海外で通用する人になってほしいから 23.8%
受験に有利だから 6.7%
エリートになってほしいから 0.9%
その他 3.1%
★第1位が「抵抗感を持ってほしくない」(54.4%)
第2位が「早く慣れてほしい」(49.7%)で、
自身の英語アレルギーを想像させる結果でした。
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◆ どのレベルまで英語力を身につけてほしいですか?
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コミュニケーションを楽しめるレベル 55.8%
海外旅行で困らないレベル 23.4%
片言で話せるレベル 11.8%
挨拶ができるレベル 5.2%
ビジネスレベル 3.8%
★「コミュニケーションを楽しめる」が55.8%でトップとなり、
6割近くの人が高いコミュニケーション能力を期待していることがうかがえます。
一方で、いずれの質問でも“ビジネス”“エリート”といった頄目を選んだ人は少なく、
会話の充実や国際人的感覚が重視されていることがうかがえます。
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◆ 現在の学校での英語教育の課題は何だと思いますか?(複数回答)
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文法中心で実用的でない 66.2%
ネイティブの先生が尐ない 56.2%
子どもが英語を楽しめない 51.5%
教育の始まる時期が遅い 31.2%
英語の授業の時間が少ない 18.0%
教科書などの教材が不十分 14.8%
特に課題はないと思う 1.8%
★1位が「文法中心で実用的でない」(66.2%)で
2位は「ネイティブの先生が少ない」(56.2%)でした。
早期からの英語教育を求める声が高い一方、
「教育の始まる時期が遅い」は31.2%で4位という結果。
文部科学省で小学校高学年からの必修化が検討されるなか、
早く始めることが理想ではあるけれど、英語教育の最も大きな課題は
“ネイティブとのふれあいが少ない文法中心の英語教育”への不信感にあるようです。
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◆ あなた自身は今、英語の勉強をしていますか?
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★回答者自身に『あなた自身は今、英語の勉強をしていますか』と聞いたところ、
20代・30代では「機会があればチャレンジしたい」が全体の半数以上を占めて
1位となっています。
一方、40代・50代では、「あきらめた」という答えが1位になっています。
英語アレルギーは年代が上がるほど強いようです。
「あきらめた」と思う前に英語を身に付けさせたい、というのが親心でしょうか。
いかがだったでしょうか。いろいろな感想があると思います。
私は、こういったアンケートをいつも情報収集しています。
またアンケート以外にも英語関連の記事に関しても情報収集しています。
なぜ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このような情報が、非常に役に立ちます。
それでは、どのように役に立つのでしょうか?少しそのことに触れてみましょう。
たとえば、チラシに使用してみましょう。 子どもに英会話を考えているお母さんも、
自分の子どもにはまだ早いと考えている場合も多くあります。
そこで、アンケートにある「こどもの英語教育はいつから始めるべきだと思いますか?」
のデータを使います。
このデータで0~2歳が19.5%になっています。
これを使って、こういったキャッチコピーができます。
【すでに2割のお母さま方が2歳までには英語を始めなければいけないと考えています。】
また、「どんな英語教育を受けさせたいですか?」のデータからこのようなキャッチコピーができます。
【6割以上のお母さま方が指示している英語教育方法を実践!】 このように使用することができます。
この他にも
○クロージングの際のバインダー資料にする。
○教室の掲示板に貼る。
○ニュースレターに使用する。
などいろいろな使用方法がでてきます。
アンケートはお客さまの意見の集約ですので、真実味が非常に高くなります。
ぜひ、参考にしてみてください。
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