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教室運営のヒント NO,260◆「消える職業」「なくなる仕事」

「消える職業」「なくなる仕事」

 

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■少し前の話しになりますが、
オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授
とカール・ベネディクト・フレイ博士が、今後10年~20年
の間に、米国の総雇用者総数のうち約47%の人の仕事が
コンピュータにとって代わられる可能性が高いと予測した。

 

と言う記事を皆さんご存知ですか?

 

さらにその後、野村総合研究所と、前出オズボーン、フレイ
両氏との共同研究で、同じく10~20年後には、日本の労働人口の
約49%が就いている職業において、それらに代替することが可能
との研究結果を出しています。

 

 

■発表された消える職業やなくなる仕事には
スクールビジネスははいていませんでしたが、
今後はどうなるでしょうか。

 

現状では、スクールビジネスも供給過多な業種もあります。

 

また、労働集約型と言われていますが、
この形態では人材募集に難が出ていており、
いかに人に頼らないように仕組みを構築するかに
向かっているところもあります。

 

人に頼らない、属人的にしない場合、
どうなるでしょうか。

 

確かに人に頼らない仕組みであれば、
多店舗展開を考えた場合、人材募集の必要性が
低くなるため、教室を増やすことは容易になるでしょう。

 

また、属人的にしなければ、講師やインストラクターを
育成する時間も削減できるため、教室を増やすことはもちろん
人材育成に費やしていた経費も削減でき、
収益が上がる可能性もあります。

 

 

■では、人に頼らない、属人的ではない仕組みは
今後のスクールビジネスでは主流になるのでしょうか。

 

また、そういったスクールが繁栄していくのでしょうか。

 

この点に関しては、私自身は否定派です。

 

理由は、人に頼らない場合、基本的に人がいなくても
成り立つスクール運営の仕組みが必要になります。

 

つまり人以外の何かがレッスンや授業をすることになります。

 

これがAIだった場合、なくなる職業として
スクール講師やインストラクターの名前が出てくるでしょう。

 

これで、本当にいいのでしょうか。

 

 

■次に属人的ではなく、基本的に誰でもできるようにする
マニュアルは必要だとは思います。

 

しかし、誰でもできるマニュアルが作れるということは
他の同業他スクールも簡単にまねができるということになります。

 

どこのスクールも同じことができるのであれば、
差別化を考えると、価格と立地になってしまいます。

 

価格競争に突入してしまうと、勝ち残れますか?

 

私は、スクールには個性が必要だと考えています。

 

誰もができる仕組みも必要な場合もあるとは思いますし、
人がいなければスクール運営も難しくなるという状況は
避けなければいけません。

 

しかし、誰でも簡単にできる、個性をなくしたスクールは
消える職業やなくなる仕事ではなく、未来に残っていない
スクールだと思います。

 

 

 

 

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