■「資格さえ取れば、あとは安泰！」

資格の取得は手段であって、目的ではないです。

今や多くの時間とお金を費やし、難関試験を突破して
取得した国家資格者である士業の方々でも
資格を取れば大丈夫と言う時代ではありません。

資格を取って初めてスタートラインに
立てると言った方がいいです。

資格を取っても安泰ではなくなった理由として

・資格取得者が増えた

・他資格もライバルとなるようになった

・仕事、業務内容が減った

と言う点が考えられます。

■同じようにスクール業界にも
資格が存在しますが、スクール業界の資格は
安泰なのでしょうか。

結論から言うと、士業の理由とは違いますが、
こちらも決して安泰ではありません。

スクール事業は、士業とは違い、
資格がなければできない仕事ではありません。

資格を持たずにスクールビジネスを
始められる方も多いのが現状です。

これは私の私感にもなりますが、
スクールを経営していたときの話しです。

講師の面接に来られた方のなかに、
履歴書に〇〇英会話講師認定講座終了と
書かれている方もいましたが、

それを採用の判断基準にしたことは
ありませんでした。

私の勉強不足もあるかもしれませんが、
どういったものなのか全くわからない講座を
終了したと言っても、何がどこまでできるのか
分かりません。

さらに会社が考えるカリキュラムが
講座で学んだことと違った場合
弊害が起きる可能性もあります。

■スクール業界の場合、資格がないければ
絶対ダメと言う業界ではありません。

しかし、資格を取得することにより
自分自身のスキルアップに繋がったり
自信に繋がったりすることはあります。

また、お客さまによってはその資格を
知っていて、資格取得者だから
その人に決めるということもあります。

そういった面もあります。

私も資格を取得することを否定している
わけではありません。

資格を取れば大丈夫！
資格がないから私はダメだ！

と言う考えは肯定できないだけです。

今、士業もお客さまのニーズやウォンツに
答えようとしています。

資格取得やブラシュアップは誰のために
行うのでしょうか。

その点を考えられるといいと思いますよ。