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教室運営のヒント NO,221◆年商800万円と年商2,000万円のスクール

年商800万円と年商2,000万円のスクール

 

 

木製の机

 

 

■冒頭でもお話ししましたが、
私自身は拡大路線否定派ではありません。

 

スクールの売上を上げるためには、

 

・顧客単価アップ

・生徒数アップ

・継続率アップ

 

が必要になってきます。

 

年商3,000万円、5,000万円、
1億円、5億円、10億円を超えるためには、
上記のことを行わなければいけません。

 

特に生徒数アップを推進するには
1カ所ではなく、複数箇所での多店舗展開は
必須になってきます。

 

私もいろいろなスクール経営に携わらせていただき、
そのスクールごとに持つ経営方針を見ることにより

 

スクールごと、経営者ごとの考え方を
知ることができました。

 

 

■そこで、今回のメルマガでは、
2つのスクールについてお伝えしようと思います。

 

では早速ですが、ひとつめのスクールです。

 

東京23区内にあるスクール。

 

規模はあるビルのなかに1カ所のみ。

 

講師はアメリカ人の旦那さん。
サポートをする奥さんと2人体制。

 

生徒数は80名強。
旦那さんが担当できる数だそうです。

 

そして売上は年商800万円をちょっと超える
くらいです。

 

 

■次にもうひとつのスクールです。

 

こちらも関東ですが、23区内ではなく
東京都内にあるスクール。

 

規模は2カ所。

 

講師は外国人講師を4名。
日本人スタッフを3名雇用しています。
経営者はレッスンをしないそうです。

 

生徒数は180名強。

 

売上は2,000万円程度です。

 

 

■生徒数も売上も2倍以上。
拠点数も2倍のスクール同士ですが、
内情は大きく違っています。

 

どのように、違うかって?

 

では、もう少し2つのスクールを
見ていきましょう。

 

前者のスクールは講師である旦那さんが
担当できる数だけにしているため、
開講曜日は4曜日です。

 

週の3日は休講にしています。

 

そのため毎日仕事に追われることなく
自分たちの時間も確保できています。

 

また、売上は800万円ですが、
課税事業者ではないため消費税の納付義務が
ありません。

 

家賃も1カ所で10万円。
ランニングコストは、この他、水道光熱費や
通信費くらいのため、利益は600万円以上
あります。

 

好きなことを仕事にでき、月50万円以上の
利益は悪くないとお二人は言います。

 

 

■では、後者のスクールはどうでしょう。

 

外国人講師が無駄なく稼働するために、
週6日、開講しています。

 

また、開講していない日もイベントを行い
基本的にスクールは毎日稼働しています。

 

家賃は2カ所で30万円。

 

人件費も外国人講師4名、日本人スタッフが
いるため、1,500万円弱。

 

その他ランニングコストも含めると
ほとんど利益がなく、すぐに赤字に転落してしまう
状況です。

 

さらに金融機関から借入を行っているため
返済もあります。

 

経営者の役員報酬は月20万円もとれていません。

 

スクールはほぼ毎日稼働しているため、
経営者もほぼ毎日どちらかの教室に顔を出しに行きます。

 

これだけ働いて、本当に割に合わないと
ぼやいています。

 

 

■いかがでしたか。2カ所のスクール。

 

売上や生徒数だけを見ると、2倍以上の差がある
スクール同士ですが、経営者の満足度では
逆転している感じですよね。

 

後者のスクールには早急に解決しなければいけない
問題点があります。

 

規模を大きくすることは間違いではないと思いますが、
現状では苦しいだけです。

 

実は前者のスクールにも今後課題となる点が
隠れています。

 

さぁ、何でしょうか。

 

この答えはまたの機会に。

 

絶対、こうしなければいけないという答えはありません。

 

経営者であるあなたがどうしたいか、
この点が重要だと思います。

 

 

 

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