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教室運営のヒント NO,210◆目標設定

目標設定

 

神奈川の地図

 

 

■新年に今年の目標を立てられる方は多いと思います。

 

目標なんて、立てても達成できないから
立てる必要などないと言われる方もいますね。

 

確かに高すぎる目標は、「絵に描いた餅」
になることもあるので、意味がないと
考えられる方も多いでしょう。

 

しかし、私自身の考えですが、
目標は必ず立てたほうがいいと思っています。

 

たとえ、高すぎる目標であったとしても
進む方向性を決めることができます。

 

 

■私が、スクールを立ち上げたときに
立てた目標があります。

 

それは、夢にも近いですが、

 

「全国に教室を作る」でした。

 

子ども英会話業界では、
中部地区最大規模の会社にいたものの
それでも中部地区での教室展開。

 

生徒数も25,000名、教室数も250教室

 

のスクールにいた私ですが、目指したのは、
生徒数10万人以上で47都道府県に立ち上げた
教室を展開するということでした。

 

 

■これだけ見ると、本当に夢のようで
実現するにもかなり難しく、
絵に描いた餅のように思えますよね。

 

しかし、そういった目標を立てると
先程、お話しした通り、方向性が見えてきます。

 

そして、目標をどのようにして達成させるのか、
具体的な対策が出てきます。

 

まずは、数字に落とし込むこと。

 

実際に修正は常にありましたが、

 

・1教室の初期投資額

・1教室の損益分岐点(BEP)

・1教室がBEPを超えるまでの期間

 

などを把握していきました。

 

 

■立ち上げ当初は、なかなか達成することが
できませんでしたが、

 

・1教室の初期投資額は100万円

・1教室の損益分岐点(BEP)は生徒数200名

・1教室BEPを超えるまでの期間を6ヶ月間

 

と設定し、1年後には、クリアーできるよう
なっています。

 

次に落とし込まれた数字を実行するための
手段を確定させること。

 

たとえば、1教室の初期投資額ですが
物件の保証金や内装費、看板代を考えると
100万円は、決して十分な資金ではありません。

 

しかし、資金調達を考えると、
1教室にそれ以上の費用をかけることは、
教室の展開のスピード感を失う恐れがありました。

 

そのため、物件は主要駅ではなく、
それ以外の駅周辺にすることにより保証金や
賃料を抑えていきました。

 

内装費は自社内で内装を行うことにより
コストカットを実現させます。

 

 

■こうして夢にような目標をより具体的にし
2年間で生徒数6,500名、30教室にしています。

 

5年間で生徒数3万名を目標としていたため、
中部地区で生徒数1万名を超えたところで、
関東圏、関西圏に進出するという計画もありましたが、

 

実際にところ、生徒数8,000名のところで
私は代表を辞しています。

 

事情はいろいろとあり、お会いした方の何人かには
お話ししたことがありますが、割愛させていただきますね。
(もしお聞きになりたい方は、私にアポイント下さい。)

 

大手でもない、名古屋にある1会社の出身である私が、
潤沢な資金源もない状態で、他社がまねをできない
スピードで教室展開をできた理由。

 

それは何よりも目標を設定したからだと思っています。

 

どうしたい、どのようにしたい、

 

から始まり、それを目標とし、数値に落とし込み、
具体的な対策を考えていく。

 

目標設定はとても重要なことだと思います。

 

 

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