教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2015.3.6
教室運営のヒント NO,84◆反応率を上げるチラシへ2
前回のおさらいを少ししたいと思います。
「キャッチコピー」や「内容」がないチラシが多いように思われます。
たとえば、『生徒募集中!』という文字が、一番上に大きく目立つようにある
チラシが多いです。
しかし、その目的はあくまでも教室側の考えであり、消費者側に
たったものではありません。
また「生徒募集!」だけであれば、その教室はいったいどういった教室で、
どういったことを提供しているのか、消費者にはわかりません。
それでは、具体的にどうすればいいのか?といった内容でした。
それではその具体的なお話をしていきます。
前回、例に出したスーパーのチラシですが、実際にご覧になって
いただければわかると思いますが、『商品』『価格』がメインになっています。
その『商品』を写真でわかるようにして、また最近では生産地や簡単な商品説明があり、
『価格』をだしています。
(特に最近では生産地や原産地の表記はポイントになっていますね。)
またもう少し突っ込んだチラシであれば、その『商品』を使ったメニューがでていて、
イメージをわかせるようになっています。
たとえば、今夜はすきやき!とそのすきやきの写真がありその周りに必要な
商品を並べてあります。
このようにスーパーのチラシもその商品を購入することにより得られるものを
明確にするようになってきました。
それではスクール業界のチラシはどうでしょう。
いまだスクールのチラシは、そのスクールから得られるものを明確に
わかるようにはなっていないのが現状です。
確かに各個人の能力により得られるものに差が出るかもしれません。
そのため得られるものを明確に打ち出すことが、難しいと考えられるかもしれません。
しかし考えていかなければいけないことは、その各個人が得られる結果を
打ち出す以前に改善することがあることです。
たとえば、ある子ども英会話スクールのチラシで、
『本や教材もたくさんあります!』と書いてあったとします。
チラシを作った教室経営者は、子どもたちが喜ぶ英語の絵本やお母さんたちも
参考に出来る英語教材を充実させ、他教室との差別化や教室のメリットを
訴えたいのでしょう。
きっとお母さんもお子さんも喜んでくれるだろうと考えてチラシを作っていると思います。
しかし実際の消費者は、本や教材がたくさんあることで、
どういったメリットがあるのかわからない人もいます。
これでは意味がないものになってしまいます。
そうならないためにも、せっかくの教室のメリットである
『本や教材もたくさんあります!』だけではなく、
そこから得られるものを明確にしていく必要があるわけです。
同じように「少人数制」「オリジナルカリキュラム」だけでは、
他教室との差別化にはなりません。
なぜ「少人数制」がいいのか、またどういった「オリジナルカリキュラム」で、
そのカリキュラムがどのようにいいのか、
こういったことを消費者にわかってもらえなければ、
全く意味のないものになってしまします。
特に同業他教室の多い地域で、どこの教室も同じように「少人数制」を
強調していれば、なおさらです。
たとえば私の場合は、「少人数制」ではなく、
1クラス10名~15名の生徒人数であったため、
逆に人数の多さをポイントにしたアピールをしていきました。
(さすがに「少人数制」に対抗して「多人数制」とは書きませんが・・)
その内容をわかりやすく、消費者に伝えることによりそれが他教室との
差別化につながっていきました。
チラシを作る側(教室運営側)で、当たり前のことやわかっていることは、
消費者が当たり前のことやわかっていることではないという認識は必要です。
こういったことを踏まえて、誰が見てもわかるような、誰が見てもイメージできるような、
チラシを作成していくことが反応率を上げるポイントのひとつになります。
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