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教室運営のヒント NO,69◆ターゲットを絞り込む戦略2

前回はターゲットを絞り込む戦略の事例として、あるお茶を取り上げ、
それについてお伝えしました。

 

今回は私が教室展開で行ったターゲットを絞り込む戦略についてお話したいと思います。

 

それでは、本題に入る前に、子どもをメインターゲットにしている方にお聞きします。
今の親御さん方は、子どもの英語教育をいつから始めるべきだと考えていると思いますか?

 

幼稚園? 小学生? 中学生?もう少し細かく見て、低学年? 中学年? どの時期からでしょうか。

 

この答えは、以前にもお伝えしたニチバン株式会社が出したアンケート結果から知ることができます。

 

そのアンケート結果がこちらになります。
─────────────────────────────────────────
◆こどもの英語教育はいつから始めるべきだと思いますか?
─────────────────────────────────────────

 

0~2歳 19.5%
保育園・幼稚園 36.6%
小学校低学年 21.3%
小学校中学年 5.8%
小学校高学年 7.8%
中学校 9.0%

 

どうでしょうか。 予想通りだったでしょうか。
この結果からわかるように、保育園・幼稚園から始めるべきだと考えている
親御さんが3人に1人以上の割合でいるということです。

 

これも数年前であれば、小学校の低学年が割合では一番多かったと思います。

 

また後数年もすれば、今の保育園・幼稚園からさらに未就園児の割合が増えていくと思います。
このことを考えれば、英語教育の低年齢化が進んでいることがわかります。

 

そこで私のターゲットの絞込みの戦略ですが、私が経営していた英会話スクールも
メインターゲットは、子どもとしていました。

 

ただ、私が教室の生徒募集をする際に、子どもがメインターゲットで募集をするのですが、
さらにターゲットを絞り込み、保育園・幼稚園児をまず募集していきました。

 

これは上記のアンケート結果でもわかるように英語教育への低年齢化が進んでいます。
さらに教室を新規開講した際に、この保育園・幼稚園児の年齢層が一番募集しやすかったからです。

 

そしてまず教室に生徒が通い、賑わい感を出すため、また生徒が早く集まることにより、
社員のモチベーションも上げることができるからです。

 

しかしこのまま集めやすい年齢層だけ集めてしまうと、他の年齢層が集まらず、
クラス編成のバランスが悪くなり、さらにクラスの定員もあれば、
必然的に教室の生徒人数には限界がでるのではないか。

 

こういった偏った生徒募集では、先々の教室運営に支障をきたすのではないか。

 

このように考えられる方もいらっしゃると思います。

 

確かに、集めやすい年齢層だけ募集すれば、一時は生徒募集も勢いが出て、生徒が集まりますが、
クラスの定員がいっぱいになれば、生徒募集ができずに、キャンセル待ちになってしまいます。

 

そうなれば、結局生徒人数にも限界ができ、目標とする生徒人数には届かずに、
教室運営の柱となる授業料収入が増えないということになります。

 

そうですね。 まさにそのとおりになります。

 

ただ、このとおりになってしまっては、ターゲットの絞込みという戦略が間違っているということに
なってしまいます。

 

もちろん私もそのような間違った戦略をオススメすることはしませんし、
実際に私の経営していた教室の生徒人数が、1教室300名を越えることもありません。

 

ターゲットの絞込みは、オススメの戦略で募集効率をアップしますが、これだけでは十分なものにはなりません。

 

上記にも出てきた問題点をクリアできるように、あわせて考える必要はあります。

 

その点を考えて、ターゲットの絞込みができれば、生徒募集を効果的に行うことができます。

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