教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2021.2.18
教室運営のヒント NO,359◆今、強いスクールの形態は?
■昨日、2019年10~12月期の実質GDP(国内総生産)は
前期比1.6%減と5四半期ぶりにマイナスとなった。
というニュースが流れました。
個人消費が大幅に落ち込んだとされていますが、
実際、スクール業界への影響はどうだったでしょうか。
年初でもお伝えした通り、思っている以上に
打撃は受けています。
特に生徒数1,000名以上のスクール、
年間の必要募集数が500名以上のスクールは
打撃を受けています。
■そもそも習い事系のスクールのコンテンツは、
生活に絶対必要なものばかりではありません。
しかし、スクールによっては、
「何となく始めてみようかな」という層を
取り込むことにより、成り立っているところもあります。
それが前述した特に打撃を受けたスクールです。
個人消費の落ち込みは「何となく始めてみよう」の
動きを止めてしまいます。
また、人材不足も経営に打撃を与えています。
講師やスタッフが退職しても、カバーできる人員が
確保できているスクールはいいですが、
ほとんどの中小スクールはカツカツの人員数で
運営をしています。
規模を拡大しようとしても、人材がいなければ
ストップしてしまいます。
つまり、今、
・生徒数1,000名以上のスクール
・年間の必要募集数が500名以上のスクール
が、厳しい状況になっています。
■逆に影響が軽微なスクールは、
・生徒数200名程度
・年間の必要募集数50名以下
となります。
中小スクールのカテゴリーより
もう少し小規模なスクールになります。
こういったスクールは、主に個人経営で
スタッフや講師も身内など少ない人員数で
賄っています。
そのため、大きな人材不足とはならず
スクールを経営することができています。
また、生徒募集は「口コミ」によるものが多いため、
「何となく層」の割合が低く、影響を受けにくいです。
■強いスクール形態は? の答えとして、
現状では個人経営の「小規模スクール」となります。
しかし、個人経営の「小規模スクール」が
いつまでも強いかというと、そうでもありません。
5年、10年後、経営者やメイン講師が引退を考えた場合、
スクールの存続が危ぶまれます。
次の経営者候補やメイン講師候補がいないためです。
20年以上前は、強いスクール形態と言えば大手でした。
しかし、今は大手スクールも成長が鈍化し、苦戦しています。
時代の流れについていき、生き残るためには
常に現状の把握は必要だと思われます。
もし、その道にお悩みであれば、私と一緒に道を作りましょう。
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お送りください、お待ちしております。
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