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各地でALT着任目処立たず、新型コロナ影響による入国制限の影響

新型コロナウイルス感染拡大により、外国人の入国制限が長期化している。その影響で、各地で外国語指導助手(ALT)の着任が遅れる可能性が高まっている。

 

宮崎県では、県内の公立小中学校や高校へのALTが、秋に20名来日予定だったが見通しは立っていない。現在いるALTを派遣するなどの対応をすると各自治体は考えているが、英語教育に支障をきたすのではないかと現場の懸念は拭えない。

 

静岡県でも同様にALTや国際交流員を派遣する国の外国青年招致事業(JETプログラム)で、新たに着任予定だった外国人の来日の見通しが立っていない。県全体で少なくとも50人の着任待ちが発生している。

 

県教委によると、県立高のALTは全員がJET参加者で、分校以外の85校に各1人、事務局に2人を配置。高校教育課によると、本年度の新任者の着任の見通しは立たず、例年よりも1カ月ほど遅い9月中旬に来日予定だったが、手続きが進まず、さらに数カ月は遅れる見込み。9月末までに手続きが再開できない場合、本年度の派遣が中止の可能性もある。

 

今後、欠員が出た場合は他校のALTが巡回したり、英語能力の高い有償ボランティアの地域人材などを活用してサポートするなどの対応を考えている。また、JETプログラムは最大5年間勤務できるが、本年度はコロナ対応の特例措置で最大6年間に延長された。その他、本年度中の帰国や離任を予定していたALTや国際交流員約20人は、任期を1年間延長して勤務を続けているという。

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