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教室運営のヒント NO,304◆知っているとうまくやっているは違う

知っているとうまくやっているは違う

 

「約束の時間を過ぎても待たされる女性」

 

 

■私のところにご相談に来られる方で、

 

「それは知ってます。」

「それはやりました。」

 

と言われることがあります。

 

そもそも、私のところにご相談に来られる方は
経営者の方が多いので、知識もあると思います。

 

ただ、敢えて言わせてもらうとすれば、

 

「知っていること」

「うまくやっている」

 

ことは全然違うということです。

 

 

■たとえば、髪を切ることは、
ハサミを持って、髪を切ればいいので、
皆さん、その行為自体はご存じだと思います。

 

さらに、やろうと思えば、ハサミで髪を切ることも
できますよね。

 

でも、それがスタイルよく、きれいに切れるかは
別問題ではないですか。

 

髪を切ること自体はできるかもしれませんが、
それがうまくできるかは、全く違うということです。

 

 

■また、皆さん、野球ボールを投げることは
できると思います。

 

ただ、より速く、より正確に投げることは
難しいものです。

 

変化を付けたボールを投げることもそうです。

 

素人では練習をしたり、指導を受けた
野球経験者には、敵いません。

 

行為自体は知っているけど、それをうまく行うためには
訓練や指導が必要なことがあります。

 

 

■実は、何となく分かっているという状況が
一番危険だと思います。

 

自分は分かっている、だから大丈夫と言う
ロジックは危ないです。

 

中には、自分自身のことを客観的に見ることができ
常に判断ができる人もいます。

 

そういった方であれば、自ら、訓練し、修正も
することができるでしょう。

 

しかし、多くの方は、私も含め、
自分の目の前のことを客観的に見ることは
難しいものです。

 

知っていて、やっている、けど
それって、うまくできている?

 

を、客観的に見ることができるか、
他者の目線も必要な時もあります。

 

私自身も今の自分の行動を、客観的に見てもらう人が
何人かいます。

 

言われて、内心、ムッとすることもありますが、
その時こそ、冷静になって考えるようにしています。

 

せっかく、知っているのであれば、
その知っていることを、うまくやれるようになりませんか。

 

 

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