教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2019.5.29
教室運営のヒント NO,304◆知っているとうまくやっているは違う
■私のところにご相談に来られる方で、
「それは知ってます。」
「それはやりました。」
と言われることがあります。
そもそも、私のところにご相談に来られる方は
経営者の方が多いので、知識もあると思います。
ただ、敢えて言わせてもらうとすれば、
「知っていること」
と
「うまくやっている」
ことは全然違うということです。
■たとえば、髪を切ることは、
ハサミを持って、髪を切ればいいので、
皆さん、その行為自体はご存じだと思います。
さらに、やろうと思えば、ハサミで髪を切ることも
できますよね。
でも、それがスタイルよく、きれいに切れるかは
別問題ではないですか。
髪を切ること自体はできるかもしれませんが、
それがうまくできるかは、全く違うということです。
■また、皆さん、野球ボールを投げることは
できると思います。
ただ、より速く、より正確に投げることは
難しいものです。
変化を付けたボールを投げることもそうです。
素人では練習をしたり、指導を受けた
野球経験者には、敵いません。
行為自体は知っているけど、それをうまく行うためには
訓練や指導が必要なことがあります。
■実は、何となく分かっているという状況が
一番危険だと思います。
自分は分かっている、だから大丈夫と言う
ロジックは危ないです。
中には、自分自身のことを客観的に見ることができ
常に判断ができる人もいます。
そういった方であれば、自ら、訓練し、修正も
することができるでしょう。
しかし、多くの方は、私も含め、
自分の目の前のことを客観的に見ることは
難しいものです。
知っていて、やっている、けど
それって、うまくできている?
を、客観的に見ることができるか、
他者の目線も必要な時もあります。
私自身も今の自分の行動を、客観的に見てもらう人が
何人かいます。
言われて、内心、ムッとすることもありますが、
その時こそ、冷静になって考えるようにしています。
せっかく、知っているのであれば、
その知っていることを、うまくやれるようになりませんか。
お問い合わせ Contact
お一人で悩まず、
まずは気軽にご相談ください。