教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2019.5.23
教室運営のヒント NO,302◆悩みはそれぞれ…大手スクール編
■FBで投稿した記事を、少し掘り下げてみて
今回もメインテーマとしてお話ししたいと思います。
先日、東京出張で訪問した2件のスクール。
法人経営ですが、メイン講師の1名のスクールと
多店舗展開を行っている大手スクール。
スクールの規模感は全く違います。
対照的なスクールですが、それぞれ悩みがあります。
■2件目は、大手スクール。
各拠点のスクールにレベル差があるため、
何とかしたいと言うご相談でした。
現在は本部による統括を行っているため、
各教室責任者の自主的な動きがあまり見られないことも
課題のようです。
■各教室の責任者によって、バラつきが出ることは
多店舗展開をしていくうえでは、あまり良いこと
ではありません。
そのため、本部が統括して指示を出す方法も
悪いものではありません。
しかし、実際の現場まで見ることができない
本部からの指示が適切ではないこともでます。
基本的な考えは、現場を見なくても、
できるかもしれませんが、問題点が各論になった場合、
本部一括の指示では難しくなることもあります。
特に地域が異なれば、違った指示が必要なケースもあります。
また、本部からの指示を待ち、自ら動こうとしない
責任者も出てくる可能性もあります。
■やはり、各拠点の責任者へ権限を委譲するべきでしょうか。
そうなると、自ら動く責任者と動かない責任者との
差が出てくることになります。
また、研修体制ができていなければ、
分からない状態で動けないこともあります。
権限を委譲することは簡単ですが、
バラつきが出る可能性が高くなります。
ただ、私見にはなりますが、良い意味で個性を持ち、
特徴が出るのであれば、それはいいことなのかも
しれないと思います。
■大手スクールは、中小・個人スクールに比べ安定感は
ありますが、サービス面では負けてしまうこともあります。
どこも同じレベルでは差別化は難しくなります。
ただ、責任者や講師の個性に頼る運営方法だと
リスクヘッジが難しくなります。
サービス面で、時間の制限を考えない個人スクールに
勝つことは難しいです。
とことん、疲弊を考えずに行われるサービスには
労基法のある従業員に行わせることはできません。
時間内でできるサービスを提供するしかありません。
責任者のサービス残業を期待しての経営は危険です。
そのためには、キーワードとして、
「無償のひと手間」を行うことをお勧めしています。
何でもマニュアル化してしまうのではなく、
1つだけでもその教室やスクールの特徴が出る
ひと手間掛かるかもしれないサービスを提供することです。
中小・個人スクールに悩みがあるように、大手スクールにも
悩みがあります。
悩みはそれぞれです…
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