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2019.5.13
教室運営のヒント NO,299◆習い事系は結果にフォーカスするだけでは…
■私が英会話スクールを経営していたころ
異業種交流会等の集まりで、学習塾経営者に
言われたことがあります。
「子ども英会話スクールを経営ですか。
いいですよね、結果を求められなくて。」
「ウチの業界は常に結果を求められて、
特に受験時期は大変ですよ。」
簡単に言うと業界のマウンティングです。
■確かに子ども英会話スクールでは、
学習塾のような受験時期の苦しみはありません。
また、定期テストや模試のような結果が
明確にでるものも英検やその他試験くらいしか
ありません。
逆に言えば、
学習塾のように明確な結果がなくても
習い事系のスクールはお客さまを集め、
継続をしてもらわなければいけません。
近年では、消費者もただ、楽しいだけではなく
結果を求めるようになってきています。
しかし、その結果は学習塾が考えている
結果とは少し異なります。
■未就園児や幼児のころから
・英語であれば、いくつまでに英検何級を
・そろばんであれば、いくつまでに何級を
・スイミングであれば、50メートルを泳げるように
・習字であれば、段がほしい
と、考えられている保護者の方がどのくらいいるでしょうか。
自分の子どもに夢や希望を持っている時期に
現実的なことを考えている方ばかりでしょうか。
■結果を出すことは重要ですし、
必要なことではあります。
しかし、その結果だけにフォーカスして
スクール運営をすると対象者は限定されます。
逆にそういったコンセプトを持つスクールであれば
いいかもしれません。
しかし、そうでなければ、結果だけではなく
過程の部分を打ち出していく必要があります。
結果はその過程の延長でついてくるものと言う
考え方です。
特に未就園児や幼児を対象としている場合、
無理やり通わせるのではなく、
楽しんで通ってもらえるようにしなければ
継続して通ってもらうことは難しいです。
もし、小さな子どもを対象としたスクールを
始められる場合、結果だけではなく過程を重視すると
いいと思います。
また、結果を重視する場合でも、
過程を見せることで継続してもらえるような努力を
行うと、より退会率は下がるようになると思いますよ。
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