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教室運営のヒント NO,299◆習い事系は結果にフォーカスするだけでは…

習い事系は結果にフォーカスするだけでは…

 

「勉強する女の子」[モデル:ゆうき]

 

 

■私が英会話スクールを経営していたころ
異業種交流会等の集まりで、学習塾経営者に
言われたことがあります。

 

「子ども英会話スクールを経営ですか。
いいですよね、結果を求められなくて。」

 

「ウチの業界は常に結果を求められて、
特に受験時期は大変ですよ。」

 

簡単に言うと業界のマウンティングです。

 

 

■確かに子ども英会話スクールでは、
学習塾のような受験時期の苦しみはありません。

 

また、定期テストや模試のような結果が
明確にでるものも英検やその他試験くらいしか
ありません。

 

逆に言えば、
学習塾のように明確な結果がなくても
習い事系のスクールはお客さまを集め、
継続をしてもらわなければいけません。

 

近年では、消費者もただ、楽しいだけではなく
結果を求めるようになってきています。

 

しかし、その結果は学習塾が考えている
結果とは少し異なります。

 

 

■未就園児や幼児のころから

 

・英語であれば、いくつまでに英検何級を

・そろばんであれば、いくつまでに何級を

・スイミングであれば、50メートルを泳げるように

・習字であれば、段がほしい

 

と、考えられている保護者の方がどのくらいいるでしょうか。

 

自分の子どもに夢や希望を持っている時期に
現実的なことを考えている方ばかりでしょうか。

 

 

■結果を出すことは重要ですし、
必要なことではあります。

 

しかし、その結果だけにフォーカスして
スクール運営をすると対象者は限定されます。

 

逆にそういったコンセプトを持つスクールであれば
いいかもしれません。

 

しかし、そうでなければ、結果だけではなく
過程の部分を打ち出していく必要があります。

 

結果はその過程の延長でついてくるものと言う
考え方です。

 

特に未就園児や幼児を対象としている場合、
無理やり通わせるのではなく、
楽しんで通ってもらえるようにしなければ
継続して通ってもらうことは難しいです。

 

もし、小さな子どもを対象としたスクールを
始められる場合、結果だけではなく過程を重視すると
いいと思います。

 

また、結果を重視する場合でも、
過程を見せることで継続してもらえるような努力を
行うと、より退会率は下がるようになると思いますよ。

 

 

 

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