教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2019.5.2
教室運営のヒント NO,297◆ファン客がモンスター化するとき
■飲食業などでは、
新規客→リピーター客→ファン客
このようにお客さまを育てていきます。
スクールビジネスもサービス業であるため、
スクールのことを好きでいてくれるお客さまを
作り出していくことは同様に必要なことです。
ただ、スクールビジネスにはリピーター客と言う概念が
あまりありません。
契約自体は月謝制であっても月単位になりますが、
ある程度の期間は継続してもらえるという認識が強いです。
あなたのスクールのお客さま在籍年数はどのくらいでしょうか。
成人をターゲットにしている場合、
平均して1年から2年が目安になります。
子どもをターゲットにしている場合、
平均して3年から5年程度が目安になります。
これは会員制ビジネスと言われるスクールビジネスの特徴で
一度入会するとリピーター客になってくれます。
■しかし、いくらリピーター客になってくれたからと言って
何もしなければ、短期間で退会と言う結果になることも
あります。
また、リピーター客と言う認識を持たなければ
そこからファン客と言う、スクールを好きでいてくれる
お客さまを作ることはできません。
あなたのスクールにファン客はどのくらいいますか?
簡単な目安として、
・友達紹介をしてくれるお客さま
・こちらのお願いを聞いてくれるお客さま
がファン客になっているか、その予備軍です。
■こういったお客さまがいるスクールは、
繁栄する可能性があるスクールです。
ファン客を多く作ることがスクールにとって
本来、メリットになるのですが、、、
実はファン客を多く作れるスクールほど、
ファン客がモンスター化することがあります。
モンスター化?と言われてもどういったことか
分からないかもしれませんね。
たとえば、
・自分を特別扱いするように言ってくる
・スクール経営に口を出してくる
・我儘を言ってくる
など、見返りを求めてくるようになることです。
少し業界は違いますが、アイドルやタレントに
ファンが見返りを求めることに似ています。
■この現象はスクール経営者との距離が
近くに感じられるようになると起こりやすくなります。
最初は私が何とかしなければという奉仕の気持ちが
このスクールは私がいないとダメかもしれないと
思われると、黄色信号です。
ファン客を多く作ることができるスクール経営者や講師は
本当にいい方ばかりで、理念やレッスンスキルは高い方が
多いです。
しかし、経営と言うことに限って言えば、素人に近い方が
多いように思われます。
できることとできないことをはっきり言うこと。
距離を近づけたとしても、こちらでコントロールできる
距離感を保つこと。
この線引きがうまくできないと、せっかくのファン客が
モンスター化することがあります。
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