教室運営のヒント&お知らせ Tips & News
2019.4.18
教室運営のヒント NO,292◆数字だけを見て経営していませんか?
■突然ですが、
皆さんは、自分のスクールの状況を
しっかりと把握していますか?
把握の仕方は、「何となく」とか「まあまあ」
などの抽象的な把握ではなく、数値を基にした
具体的な把握です。
たとえば、生徒数の増減に関して、
先月は何件の問合せがあって、何名の入会があり、
退会者は何名だったのか。
また、先月の売上はどのくらいで、
いくらの利益が出ているのか。
さらに、前年同月と比べてよかったのか、
悪かったのか、それもどのくらいか。
■なぜ、このようなことを話したかと言うと、
経営状況を把握していなければ、
どういった対策を取ればいいのか、
分からなくなるからです。
ただ、ここで気を付けてもらいたいことがあります。
特に組織化されたスクールの場合ですが、
数字だけを見て判断をしないということです。
少し矛盾しているように思われたかもしれません。
数字を把握した方がいいと言いながら、
数字だけを見て判断をするな、と言われると
頭が整理できないかもしれませんね。
説明をしますね。
■出てきた数字はあくまで結果です。
つまり、結果だけを見て、指示を出さないように
したほうがいいということです。
問合せ数が〇〇件、入会者が〇〇名、
退会者が〇〇名と言う結果を見て、
問合せ数を増やせ、入会者数をもっと増やせ、
退会者を出さないようにしろと言うのは
簡単です。
さらに、もっと利益を出すようにしろ、
と言うのも、言うだけであれば誰でもできます。
それでは、何の解決にもならない、
指示になってしまいます。
■結果だけを見た結果論に対して
何かを言うのではなく、数字が出る過程を
しっかりと把握する必要があるということです。
なぜ、問合せ数が〇〇件だけだったのか、
その内訳はどういった媒体からの問合せなのか、
今、力を入れないければ行けない媒体や
募集方法は何なのか、を数字と一緒に把握を
したほうがいいです。
過程を含めた数字の把握が出来ていない上司からの
指示では、スタッフは「頑張ります」としか言えません。
何をがんばるのか分からないスタッフは、
結局、何の対応もできずに、結果を出すことが
できないでしょう。
次の月に数字だけしか見ない上司から追及されても
「すみません」と謝るだけで、全く建設的な対策を
打ち出すことができないでしょう。
数字を把握することは重要です。
しかし、過程を見ていない、中身のない数字での
経営判断や業務指示は、やめたほうがいいです。
もし、少しでも気になるのであれば、
私にご相談ください。
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