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教室運営のヒント NO,291◆あなたの主語は?

あなたの主語は?

 

「東京駅前で夜景デートに誘う彼女」[モデル:たけべともこ]

 

 

■この前、あるスクールの幹部の方とお話ししていたのですが、
すごく気になったことがありました。

 

気になったこととは、その方が話す内容です。

 

たとえば、

 

「ウチのスクールは好立地にあるんですよ。
駅からすぐです。」

 

「ウチのスクールは利益を重視していて、
しっかりと利益が出る体質です。」

 

と言った内容でした。

 

一見、全く問題がないようですが、
実はとても大切なことが忘れられています。

 

 

■スクールが駅近くで好立地なのはいいことですよね。

 

利益を重視して利益を出すこと、営利企業である以上
当たり前のことですよね。

 

ただ、それはスクールにとってだけのメリットでは
いけません。

 

つまり、主語がスクールだと、
あまり意味をなさないということです。

 

少しわかりにくいかもしれませんので、
どういったことか、説明をしますね。

 

駅近くで好立地と思うのが、お客さまであれば
全く問題がありません。

 

駅は近いけど、電車も不便だし、車で行こうとすると、
駐車場があまりないし、あっても料金が高い。

 

と思われていたとしたらどうでしょう。

 

お客さまが満足をしてもらいながら
利益を出すことができていれば大丈夫ですが。

 

何か、よくスタッフの方が変わるし、
内装もちょっとぼろいよね。
もっときれいにすればいいのに…

 

と思われていたとしたら。

 

 

■冒頭の話の続きですが、
スクールの方のご相談内容が、

 

「スクールの立地は良いけど、お客さまが減少している。」

 

「利益を重視しているけど、スタッフの退職が多い。」

 

と言ったもので、伺った際に私自身が見る限り、
内装や設備が老朽化し始めていました。

 

結局、主語がスクール目線で考えてしまっていれば、
ウチのスクールはこんなに良いのに何で?
となってしまいます。

 

しかし、主語をお客さま目線にしてみると、
分かることがあります。

 

これは、このスクールに限ったことではなく、
他のスクールでもあり得ることです。

 

 

■募集活動でもそうですが、
ウチは、ウチは、ウチは、ばかりでは
自慢話にしかなりません。

 

そんな広告ではお客さまからの問合せが
来ることはないでしょう。

 

スタッフに対しても同じです。

 

スクールが利益を重視することは
少なからず理解をしているスタッフもいるでしょう。

 

しかし、だからと言って、スタッフに対し、
給与以上の過剰な業務の要求はよくないですよね。

 

さらに、ないとは思いますが、
ウチのスクールで雇ってやっているという考え。

 

あなたのスクールの主語は誰になっていますか。

 

もう一度、考えてみるといいかもしれませんよ。

 

 

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