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2019.3.25
教室運営のヒント NO,288◆習い事と学習塾のお客さまへの接し方の違い
■習い事系スクールのお客さまのところへ
訪問した際のことです。
「通ってから3ヶ月後、どのような結果を出せますか?」
という問いに対し、
「まずは、好きになってもらうところから始めるので
結果はそのことが好きになった、と言うことですね。」
この結果が、特にお客さまが子どもの場合、
保護者が求めていること違う可能性があるかもしれません、、、
が、
習い事系スクールのスタンスとしては
間違いではないと考えています。
■習い事はそもそも絶対的な必要性があるものは
少ないです。
絶対に習わなければいけないという強制力も
ほとんどのところがありません。
また、習い事系のスクールは週1回のところが多く
通っただけでは、成果を上げることは難しいのが
現状です。
なので、習うことを好きになり、自らレッスン以外でも
自主的に学んでもらえるように接することは、
間違いではなく、結果を出すためにも必要な過程です。
■次にある学習塾でのお話しです。
生徒が講師との話が合わないから、退会して
他の話が合う講師がいる学習塾に変わったそうです。
塾へ通う目的は、学校の成績を上げることや
志望校へ合格することです。
その目的が結果にもなります。
ただ、過程として勉強をするモチベーションを上げることも
必要なことになるはずです。
元々、自主的に勉強をする生徒だけを集めているのであれば
その過程は自主的に勉強をしない生徒より少ないかもしれません。
それでもモチベーションを上げることは
必要にはなるはずです。
■目的や結果にばかりフォーカスして、
過程を見過ごすと、実際の結果が伴わないこともあります。
子どもに自分のためだから、頑張れだけで、
果たして勉強を継続できるでしょうか。
特に成績があまり良くない生徒を中心に集めている塾であれば、
子どもたちがどのようにすれば勉強に集中して、
継続してくれるかを考えなければいけません。
このことを考えずに、学習塾がオプションとして
習い事のクラスをニーズがあるからと始めると
失敗してしまいます。
また、英語が高学年で科目化されるから、
小学校英語のクラスを作ろうとしても、
英語嫌いを増やすだけで、長続きはしません。
習い事は、まず通ってくるお客さまがそのことを
好きになってもらうことから始めます。
学習塾と習い事との大きな違いであり、
学習塾が習い事系のオプションを入れても
続かない理由の一つかもしれません。
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