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2017.4.29
教室運営のヒント NO,209◆経営者の仕事 ~独立のための心構え~
経営者の仕事 ~独立のための心構え~
■皆さんも耳にしたことがあるかもしれませんが、
従業員は
「自分にしかできない仕事を増やすこと」
によって会社での自分の価値観を上げていく
ことに努力する
経営者は
「自分にしかできない仕事を減らしていき
自分の仕事をできる限り人に任せること」
に努力していく
■経営者が、自分の仕事を人に振って
自分が楽になり、サボれということではありません。
経営者には、どうしても他の人には
なかなか譲ることができない仕事が残ります。
それが「仕事を創る」と言うことだと思います。
「仕事を創る」と言う言葉は
少し抽象的に思えるかもしれませんが、
とても重要な仕事です。
たとえば、
従業員が能力を発揮できる仕事を
与えなければいけません。
そういった仕事を、経営者は創っていかないと
いけません。
■これは会社組織だけではなく、
独立した個人事業でも同じことが言えます。
今まで会社などの組織で仕事をしていた場合、
前述通り、自分にしかできない仕事を増やすことに
注視していればよかったのですが、
いざ、独立をした場合、
仕事は与えられるものではなく
自ら創り出していかなければ、
自分の能力を発揮することはできません。
仕事を与えられた環境であれば、
そつなくこなすことができた人でも
実際に仕事がない状況になるとどうでしょう。
仕事がある状況では有能な人でも
自ら仕事を創り出していくことは
簡単なことではありません。
■これは、多くの有能な方が
はまる落とし穴かもしれません。
部下をしっかりとマネージメントして
目標数値を常に120%以上達成することができ、
会社での評価も高い
だから、独立しても十分にやっていける
自信があり、大丈夫だと思ってしまうこと
しかし、そういった有能な人でも
本当に独立してうまくいくわけではありません。
大丈夫、
部下をマネージメントしてプロジェクトを
成功に導いてきたから
と言われる方もいるでしょう。
では、独立して、プロジェクトはどうやって
手に入れるのでしょうか。
そもそも、一緒にやってくれる部下は
どこにいるのでしょうか。
もちろん、プロジェクト自体も自ら発案し、
作り出して成功したケースもあるでしょう。
では、発案できる環境は?
つまり、プロジェクトも部下も、さらに環境も
会社組織にいて、初めて与えられるものであり、
独立し、経営者になった場合、
自ら創り出していく必要があります。
■独立志向がある方も多いと思います。
もし独立を考えるのであれば、
経営者の仕事がどういうものか
考えてみてください。
仕事は与えられるものではなく、
創り出すことだと思うようにしてみてください。
実際に自分だったら、
どのように仕事を創り出していくのか、
想像してみてください。
想像して、独立が難しいものだと思うかもしれません。
独立し、経営者になるということは
簡単なことではないのは確かです。
独立、経営者になることに対し
厳しい書き方をしましたが、
だからと言って、諦める必要はありません。
もし、ここで諦めてしまうようであれば、
独立はあまりお勧めできません。
簡単なことではないかもしれませんが、
少しでもリスクを考え、リスクヘッジできるように
いていけばいいです。
■また、すでに経営者の方は、
自分の仕事は「仕事を創り出すこと」と
思ってみてください。
仕事を創り出すことは、
単に従業員に業務を与えることだけではありません。
・従業員が能力を発揮できる環境作り
・プロジェクトを成功させるための資金
・必要な従業員の雇用
など、「仕事を創り出す」ためには
さまざまな付随することがあります。
ただ、仕事を受注してきたから
あとはよろしくでは、本当の意味での
「仕事を創り出す」ではありません。
それでは、
経営者しかできない仕事を放棄し
サボっていると思われても仕方のない
やり方になります。
経営者には経営者にしかできないことがあります。
思い当たることがあるのであれば、
ぜひ、一度お考えいただけるといいと思います。
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