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2016.10.18
教室運営のヒント NO,156◆労働集約型の難しさ ~スクールの業態~
労働集約型の難しさ ~スクールの業態~
■スクールの事業形態は、労働集約型に分類されます。
労働集約型は事業活動を営む上で、労働力に対する依存度が高い
産業のことを言います。
接客応対を中心とするサービス業に多く見られ、
一般に従業員を数多く抱えるため、賃金コストの割合が高い。
と考えられています。
対比するものとして、資本集約型があり、
事業活動を営む上で、労働力より資本設備への依存度が高く、
一般に固定資本の占める割合が高い。と考えられています。
近年、この労働集約型からパソコンなどのシステムを用い、
資本集約型へ変貌を遂げようとしているスクールも
出てきています。
■しかし、未だ多くのスクールは人の労働力に依存する
労働集約型でなることは間違いありません。
この労働集約型である以上、人の労働力が必要になります。
スクールで言えば、講師が主に考えられます。
どれだけ、教室数を持ち、生徒数を抱えていたとしても
講師がいなければ、生徒を維持することはできず、
教室運営はできません。
同じように、多くの生徒が受講を希望したとしても
教えることができる講師がいなければ、入会してもらい
レッスンをすることはできません。
■そのため、業績が順調に伸び、成長期になったときの
スクールの課題として「人材育成」というものが出てきます。
レッスンを提供する講師は一長一短でできるものではありません。
仮に未経験者をすぐさま講師デビューさせた場合、
どういったことが起こるか、想像はつきます。
また、成長期ではない状況のスクールであっても、
講師が退職した場合、次の講師を必要になり、
現状の講師数でまかなえない場合、「人材育成」という
課題が出てきます。
個人で経営されているお教室でも、人材育成という
課題は出ないかもしれませんが、労働集約型であるために
自分の時間が無くなるということもあります。
これらが労働集約型の問題点であるとは思いますが、
課題の克服の方法に、これだという一つのやり方はなく
各スクールごとに対応する方法は変わってはきます。
もしお悩みであれば、ご連絡ください。
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